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中国は、これまで米国の中国批判に対して冷静に振る舞ってきたように見えます。中国は、バイデン政権の対中政策が固まるのは今年後半と分析していましたし、バイデン大統領と習主席の電話会談におけるバイデン大統領の融和的な発言もあって、米国の出方を慎重に見ようとしていたのでしょう。
しかし、2+2は外務・防衛のトップが協議をするものですから、日本と米国の対外政策を規定することになります。バイデン大統領個人が中国に融和的な考え方を持っていても、国務長官と国防長官、国務省と国防総省が中国に対して厳しい姿勢をとれば、政権としては中国に厳しい政策を取ることになるでしょう。
中国は我慢していた分、強く反発して見せているのかもしれません。それでも、非難のトーンは日本に対するものの方が高いのが印象的です。日本が裏切ったという感覚もあるかもしれません。日本は、中国が日本をその程度に見ているのだということを理解しておく必要があると思います。
いよいよアンカレッジでの米中外交トップ会談が重要な意味を持ってきた。日米豪印の電話首脳会議、日米、米韓2+2、アンカレッジ米中外交会談がひとつの流れになっている。
とりあえず、中国はアメリカに制裁解除をお願いしつつ、自ら内政問題としているテーマについては一歩も譲らないという姿勢なのだろう。アメリカの要求を聞かずに制裁解除が実現出来るとは思わないが、中国がいかにしてメンツを保ちながら実利を得るか。中国外交の腕の見せ所。
日米2プラス2での中国批判に中国側が強い反論を打ち出した。その中で行われる米中会談。米中関係が緩和されるのか、対立が深まるのか。強い関心を持たざるを得ない。