企業も人も乗り遅れるな、eスポーツのビッグウェーブに
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たかがゲーム、と思ってる人はもう時代遅れだ。ルイヴィトンを筆頭に世界のブランドも若者との接点として協賛を始めているeスポーツの世界は、音楽や動画と並ぶユースカルチャーの柱となっていくはずだ。eスポーツキャスターの平岩さんとこのビッグウェーブについて語り尽くした60分は、僕にとって忘れ難いものになった。
NewsPicksの読者諸君にはこの記事に対してドコモが協賛している意味を考えてみてほしい。
僕自身、これまで「5G」というキーワードで色々な場所に登壇させられてきた。その度にVRやAR、8K動画やマルチアングル視聴など、今のユーザーにとって "あってもなくてもいい" ものについてディスカッションをしてきた。
振り返れば4Gがもたらした変革が結局のところは "インカメラ" と "写真・動画主体のSNS" の組み合わせによる「自撮りカルチャー」だったように、本当に世の中を変えるようなものは、未来感バリバリの新しいキーワードではなく、既視感を伴うユーザーの日常の中に眠っているのだ。
5Gが引き起こすそれは "常時接続されるスマートフォン" と "クラウドコンピューティング" の組み合わせが生み出す「脱スタジアム型カルチャー」なのではないだろうか?
自撮りによって、映像から動画への変革が起きた。
それは70年続いた映像産業のビジネスモデルが揺らぐほどのレベルに拡大し続けている。
それと同様に、スタジアムという場所の制約から解き放たれたスポーツやコンサートが拡大することは、エンターテインメントの形は大きく変えていくはずだ。
トラヴィス・スコットや米津玄師のフォートナイト内におけるライブはその序章に過ぎない。
おそらく史上最もスタジアムでの観戦者数が少なくなるであろうオリンピックが開催されるこの2021年は、後の世の中から大きな転換点として記憶されることになるはずだ。
ネクストビッグウェーブはもうここにある。
僕はもう沖に向かってパドリングを始めている。乗り遅れるな。取材開始早々に、eスポーツの楽しみ方やビジネスとの接合点について熱く語ってくださった明石ガクトさんと平岩康佑さん。
それを聞いた瞬間、「今日用意した質問、全部スケールが小さすぎるかもしれません…」と言ってしまいました。
eスポーツ人口は世界で約27億人と言われる巨大マーケット。
アメリカのeスポーツ月間視聴者数はメジャーリーグより多いとか。また、全米で一番人気のNFLですら、2022年にはeスポーツが抜く勢いだそう。
よって企業の広告戦略としても価値が高く、「リアルタイムで世界中の若年層が数億人規模で集まる興行は、もはやeスポーツの世界しかないかもしれません」と明石さんが言うのも納得。
ゲームをやらない人も聞いたことがあるであろう「フォートナイト」は、子どもたちの間では「みんなが集まって遊ぶ”現代版の空き地”状態になっている」、と。
「数年後にはプロスポーツと同じように市民権を得るのは必然の流れ。このムーブメントに早く乗っからないと損だと思います」
そう明石さんが断言するように、将来はeスポーツプレイヤーがYouTuberと同じような人気商業になるのは不可避。そこにはもちろん、ビジネスチャンスが眠っているともいえます。
eスポーツに学ぶ組織&マネジメント論まで展開され、大盛り上がりの取材となりました。
みなさんの着目ポイントをぜひコメント欄で教えて下さい!この取材、めちゃくちゃ面白かったです。原稿書きながらeスポーツ大会のアーカイブをYouTubeで見始めたら、5時間も消費していました笑
チームワークがないと絶対に勝てないから、企業のチームビルディングにも使えるとのこと。eスポーツ?ゲーマーでしょ?なんて思ってたら、世界的なビッグウェーブに乗り遅れますよ!