コカ・コーラが、新製品の開発期間を8分の1にできた理由
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インタビューに同席させていただいたのですが、高木さんが、本当に楽しんでいるというのが印象的でした。新製品も最高に美味しいです!
スクラムを通じて、「Happy customer, happy team, happy business 」の良いサイクルがもっともっと広まりますように!
注目のコメント
アジャイルの名詞形はアジリティです。
ウェブで調べたところ、スポーツには、“速さ”というものを3種類に分けて考える「SAQ」と呼ばれる概念があるそうで、面白かったので共有します。「S」は純粋なスピード(speed)のことで、短距離走におけるトップスピードの速さがこれに当たります。「Q」はクイックネス(quickness)。完全に止まった状態からの反応の速さと3歩目ぐらいまでの瞬発的な速さのことです。そして、「A」がアジリティで、いわゆる敏捷性や機敏性、急な減速や方向転換を伴う加速を正確に行える能力を言います。平たくいうと、「すばしっこさ」がしっくりくる表現かもしれません。あくまでスポーツにおける定義ですが、企業経営や組織の「アジリティ」をイメージする上で、この考え方は参考になります。
「ビジネスはスピードが命」と言われて久しくなりましたが、いま、組織や個人にとって本当に求められる速さとはどのようなものなのでしょうか。経営コンサルタントで、ローランド・ベルガー日本法人会長の遠藤功さんは、「必要なのは俊敏性ではなく、敏しょう性」だと述べています。俊敏性とは、先述のクイックネス。Aという場所からBという場所への移動が速いということで、Bへ進むことが決まっていて、そこを目指すときの速さです。一方の敏しょう性は、Aからどこへ行くか決まっていない、B、C、Dなどの複数の選択肢がある中でどこへ進むべきかを自分で判断しなくてはならない、という状況での速さをいいます。すなわち「アジリティ」です。敏しょう性=アジリティは「判断の的確性×行動の速さ」であり、行動の速さだけを意味する俊敏性=クイックネスとは大きく異なる、と述べています。
アジャイルにプロジェクトを実現できるための組織やシステムや意識作りは、これからますます重要になってくると思います。私は、ひとつの会社という組織の中でチームを作るよりも、プロジェクトごとに違う会社を作るカタチで、少数精鋭のチームを作る試みを、米国にて2012年から試しています。
なかなか面白いです。「社会人人生の中で、今が一番楽しいんです。」
生き生きとそう語る高木さんの姿が、とても印象的な取材でした。アジャイル経営って、単に「生産性を上げましょう」に終わらない、働くことの根本を変えてしまうようなものなんだな、と実感した瞬間でもありました。
先日、Scrum Inc.Japan とNewsPicksで開いたオンラインイベント、「アジャイル経営超入門」。ご登壇いただいたコカ・コーラさんの事例を、より詳しく紐解くインタビューです。アジャイル導入の実践的なステップから、導入後に訪れた変化まで、じっくり伺っています。従来のウォーターフォール型に相対するagileやdev opsというキーワードは今やソフトウェア業界ではしばらく浸透。そのコンセプトがメインストリーム化し、ビジネスの様々な局面で使われ始めているのはごく最近。スケールさせる可能性も秘めているアジャイルな進め方は、簡単に言ってしまうと日産が復活した時に話題になったクロスファンクショナルチームの進化版。部門割りではないバーチャルなチームの有効的な運営は多くの企業の課題なので、よりとっつきにくく取り組まれていくことを願います。
オーツミルクがヒットするかは未知数なものの、経験値は宝となるので次から次へと生まれるであろう新製品が楽しみです。