【国光宏尚】沸騰中のNFT、ゼロから教えます
- ①なぜ、「今」だったのか
- ②「NFTバブル」の背景
- ③NFTのキーパーソン
- ④解説:NFTの仕組み
- ⑤クリエイターにとって革命
- ⑥「デジタル=無料」が変わる
- ⑦次に流行るのはここ
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いま話題のNFT。これまでの歴史とこれからなどを話しました〜!「情報のインターネット」から「価値のインターネット」へ。大きな変革の入り口に立っていると思います。日本から世界へ!皆んなで盛り上げていきましょう。NFT is Now!
NFTは投機的な側面とクリエイター収益の側面から急速に注目を集めている。クリエイターが自身の作品で数億ドル稼ぐ夢を見られるのは素晴らしいことだが、作品の購入者やファンの視点からするとこれはどういうことになるんだろう?
ジャック・ドーシーの初ツイートはオークションに出された後も日に日にRT数が増えて今や15.5万RT。画像キャプチャもあらゆるところで記事掲載されており、なんならTwitter7周年のニュースに載っているキャプチャは本人アイコンが前のバージョンなのでそれはそれでレアなような。
所有権を買ったからといって、それが一度インターネット市場にアップされたら最後、他者からの閲覧・コピーを根絶することは不可能だ。少なくとも今は。NFTの普及に伴い、所有者の権利保護のため他者のシェアや引用を取り締まるルールが作られるのだろうか。
まさかね。ジャック・ドーシーのツイートも、競売後もRTできるというし。せっかくのお宝作品を誰の目にも触れさせず眠らせておくのは、クリエイターにとっても所有者にとっても得策とは思えない。(中には夜な夜な一人でこっそり眺めてグフフとしたいコアなファンもいるかもだけど)
とすると、お金を出してコンテンツを購入し「所有する」ことの価値とは?コンテンツの鑑賞や拡散のされ方とは無関係な、所有権売買の利ざや目的の投機行為ということ?
それとも、リアルの絵画やお宝の場合、美術館などで公開されると所有者に貸出料が入り、人の目に触れて話題になることでまた価値が高まっていくというようなことがあるけど、デジタルコンテンツでも同じような仕組みが作られていくのだろうか。いやいや、スクショを制御することはできない。
良いデジタルコンテンツは拡散されてバズることでさらに価値を高めていく側面があるけど、そこに所有権が主張され始めると拡散にどのような影響があるのだろう?仮に「世界で最初のモナ猫」に所有権があって値が付いていたらここまで普及していただろうか?(逆に現時点で「世界で最初のモナ猫」が売りに出されたら買いたい人は沢山いるかもしれない。でも今更本物かどうか証明するのは難しい)
思考実験は止まらないけど、いずれにしても、NFTで収益的恩恵を受けるのは既に認知された作品とコアなファンを持つアーティストやクリエイターに限られる気がする。
クリエイター・エコノミーがアメリカで急に盛り上がったのは、明らかにNFTブームと関連しています。
2月から、デジタルアートに信じられないような価格が付き始め、先日のbeepleの75億円で一つ目のピークに達したのではないかと思います。
これはバブル感は間違いなくありますが、これまで暗号通貨周りの浮き沈みを全部経験されてきた国光さんは、テクノロジーの背景やお金の動きを踏まえながら、冷静にすべてを見通されていて、深く納得しました。
特に、今回の特集のテーマであるクリエイター周りの話は、テクノロジー側、仕組み側の話も聞くと、その「革命性」がすっと入ってきます。
ちなみに、gumiの子会社が3年近く前に出資したOpenseaは、今クリエイターからVCまで誰も話題にしているNFTのマーケットプレイスです。
ぜひ、この機会にNFTの真髄を学んでもらえれば幸いです。
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