2021/3/18
【国光宏尚】沸騰中のNFT、ゼロから教えます
まさに、怒涛の1カ月だった。
デジタル資産の「NFT」のことである。
ツイッター創業者のジャック・ドーシーが2006年の初ツイートを売り出したり、米アーティストのBeepleのデジタルアートが約75億円という異次元価格で落札されたニュースから、この3文字を耳にした人も多いだろう。
この2月から世界中で爆発的に盛り上がり、もはや全てを追いかけるのは困難だ。
NFTとは、Non-Fungible Token(非代替性トークン)のことであり、クリエイターたちが自分のデジタル作品を複製不可能な「唯一無二」のトークンとして販売できるーー。
だが、そんな説明を聴いても、わかったようでわからない…。
そこで、NewsPicksでは3年前からこのNFTの到来を予測し、あらゆる手を張り巡らせていたこの人物に直撃した。
国光宏尚。
彼の創業したgumiは、今や世界最大のNFTマーケットプレイスOpenseaに出資しているほか、関連企業を通じては、2年前にNFTゲーム「マイクリプトヒーローズ」をローンチ、17日には日本を代表するゲーム企業スクエア・エニックスとの提携も発表した。
NFTブームの背景と歴史を知り尽くす、国光氏によるNFT解説をお届けする。
INDEX
- ①なぜ、「今」だったのか
- ②「NFTバブル」の背景
- ③NFTのキーパーソン
- ④解説:NFTの仕組み
- ⑤クリエイターにとって革命
- ⑥「デジタル=無料」が変わる
- ⑦次に流行るのはここ
①なぜ、「今」だったのか
──この数週間だけで、NFTがすごいことになっています。その背景をぜひ国光さんにお聞きしたく。
僕らは、3年ほど前から、今世界最大のNFTプラットフォームとなったOpenseaや、Originなどに投資してきました。さらに、2年前から「マイ・クリプト・ヒーローズ」というNFTゲームを作り、これは世界中で流行りました。
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この連載について
2021年、「クリエイター・エコノミー」が熱い。ECであれ、文章、動画であれ、ユニークな「個」を武器にファンを作ることで、稼げる時代がやってきた。クリエイター黄金時代の全貌を読み解く。
Twitter(ツイッター)は、アメリカ合衆国、カリフォルニア州サンフランシスコに本社を置くTwitter, Inc.のソーシャル・ネットワーキング・サービス(情報サービス)。「ツイート」と呼ばれる半角280文字(日本語、中国語、韓国語は全角140文字)以内のメッセージや画像、動画、URLを投稿できる。 ウィキペディア
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