[ベルリン 15日 ロイター] - 独中道左派・社会民主党(SDP)の幹部は15日、9月に行われる連邦議会(下院)選挙の結果、SDPは中道右派のキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)を除いた連立政権の実現できるとの見方を示した。

SDPの首相候補であるショルツ財務相は記者会見で「CDU・CSUが政権に加わらなくてもドイツを統治することが可能だ。このメッセージはしっかり伝わっている」と述べた。

14日に行われたバーデン・ビュルテンブルク州とラインラント・プファルツ州の議会選挙でCDUはいずれも大敗を喫した。メルケル首相は任期満了に伴って引退すると表明しており、CDUは同党を4回連続で国政選挙勝利に導いてきたメルケル氏抜きで9月の総選挙に臨まなければならない。

州議選の結果、バーデン・ビュルテンブルク州はSDP、自由民主党(FDP)、緑の党による連立政権が成立する可能性がある。ラインラント・プファルツ州では現在この3党が連立与党となっている。

SPDのクリングバイル幹事長はフェニックステレビに「(3党による連立政権は)連邦レベルでもあり得る。われわれはこの国の未来に向けた連立を必要としており、FDPが加わればそれが可能だ」と語った。

一方FDPのウィッシング幹事長は公共放送ARDに対し、政権に加わりたいが、州議選の結果がそのまま連邦議会選に反映されるわけではないと話した。

緑の党のハベック党首も連邦議会選には挑戦者として臨むと述べ、同党とSPD、FDPの3党連立が最善の選択肢か議論するのは「あまりにも早すぎる」と指摘した。

調査会社フォルサの全国レベルの世論調査によると、CDU・CSUが支持率33%でリードしている。緑の党は18%、SPDは16%、極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」と極左の左派党(リンケ)がそれぞれ8%となっている。

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