菅首相 都内で1回目のワクチン接種 来月前半予定の訪米前に
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どんなことにもベネフィットとリスクがあります。
国民の優先順位を前に首相が接種を受けることには、国家のリーダーの安全な国外訪問の準備、国民への安全性のアピール、信頼などにつながるベネフィットが考えられる一方、選ばれた人は順番飛ばしができるというような「上級国民」的思想を招くデメリットも考えられます。
米国でも、例えばカマラ•ハリス副大統領の接種にあたり議論にあがりましたが、ベネフィットがリスクを上回ると判断されて、優先的に接種が行われました。
このような議論もまた、ワクチン事業を進めていく上で重要なテーマであると考えます。現時点で日本で接種可能な新型コロナワクチンは、ファイザー社製のもので、以下の条件で投与することとされています。
接種間隔:1回目の接種から3週間を超えた場合には、できる限り速やかに2回目の接種を実施すること。
日米首脳会談のために、4月8日の日本出国が決まったと報道されたのが、3月15日です、3月16日がその3週間前にあたりますので、2回の接種を日本で行ってから渡米する場合には、必然的に3月16日にできるだけ近い日に接種することが必須でした。
日米首脳会談に出席する日本の政府要人に対しては、特別な対応としてのワクチン接種ですが、接種の仕方も「承認通り」を守らないと、国民の模範が示せませんので、当然に「本日」接種するものと考えられていました。
「接種の上での渡米」については、米国から要望だと思っていましたが、本日の報道では、そのことがも明らかにされました。それにしても、接種の様子も報道され、お気の毒に思います。「痛そうだったが、そんなに痛くもない」という感想は、いわゆる注射嫌いには微妙な表現ですね… 医療従事者への先行接種での副反応について、コロナ情報を発信する官邸Twitterでの公表がはやい印象です。総理自身の体調、体感の変化を、このタイミングで逐次公表して欲しいです。