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アストラゼネカのワクチンの中断は、安全性確保のプロセスを示すものだと思います。

これは、稀な有害事象でも各国が慎重にその情報を集め、副反応の可能性を検討し、少しでも疑いがあったら疑いの段階で一旦停止するほど慎重を期してワクチン事業を進めていることの裏返しです。

各国政府は、ただただ闇雲にワクチンを推進しているのではなく、科学的に慎重な判断をしようとしているのです。

にもかかわらず、伝わり方は逆方向かもしれません。すでに因果関係が示されたかのように、「危険なことがあったから中断になった」「重い副反応が出た」「危険なワクチンを用いてきた」というような捉えられ方につながっているかもしれません。心ない方からは便乗するかのように陰謀論なども聞こえてきます。

実際に、アストラゼネカのワクチンを主に用いる国では、ワクチン忌避の動きに直結する様子も報じられています。

これは、各国政府にとって想像以上のマイナスのインパクトになるかもしれません。今後接種が再開したとしても、一度崩れた信頼は(決して歪んだ判断ではなかったにもかかわらず)取り戻せない可能性もあります。

特に第3波を迎える欧州諸国にとって、ひいてはパンデミック収束への明るいニュースが届いていた世界の国々にとって大きな痛手につながる可能性もあります。

これは、慎重に慎重を重ね、安全性を確実に担保するための停止であり、予防接種事業自体に警鐘を鳴らすメッセージではないことを改めて確認いただければと思います。
911のテロ後の1年間にアメリカで約1500人が、飛行機を怖がって遠隔地へ車で移動したため交通事故死したそうです。ちなみにアメリカ大陸を横断するフライトで事故死する確率は、車で約20km走る間に事故死する確率とだいたい同じだそうです。

Steven Pinker, The Better Angels of our Nature, Chapter 6より
元ソース:G. Gigerenzer 2006 Out of the frying pan into the fire: behavioral reactions to terrorist attacks. Risk Analysis, 26, 347-351


ワクチンの件についてどちらのリスクが高いのか僕は専門家ではないのでコメントできませんが、主観的なリスク評価は往々にしてバイアスが入ることは指摘しておいて無駄ではないかと思います。
3月18日の欧州医薬品庁(EMA)はどんな判断をするか。日本への影響も大きいです。今回は、アストラゼネカ製のワクチンで、特定のロットに問題があったという情報もあります。EMAがどういう最終判断をするか注目です。
EMAの判断によって運命が左右されるのは、日本ではなくCOVAXを通じてアストラゼネカのワクチンにしか頼ることができないアフリカ諸国でしょう。現時点ではEMAは効果がリスクを上回るという見解。18日には接種継続のお墨付きが出るのでは、という報道がちらほら出始めています。
メディアが酷い。ワクチンによる期待を煽る一方、少しでも付け入るすきがあれば今度は不安を煽る。日本でワクチン接種後に”くも膜下出血”での死亡事例が出たときは驚きましたね。ほんと、メディアは何がしたいんだろ、と思いました(まあ視聴率がほしいんでしょう)。
EMAの判断で世界中のワクチン接種計画が変わりそうです。
Twitterを始めとしたSNSでは、ネガティヴなコメントで溢れてます。
科学的根拠よりも単純なマイナスイメージの方が伝わりやすいので、仮に再開決定したとしても、接種スケジュールに後ろ倒しになる可能性は高いと見てます
この連載について
今、知りたい注目のニュースの真相から全体像まで、やさしく徹底解説。プロピッカーや有識者による対談、オピニオン寄稿、直撃インタビューなどでお届けする、NewsPicks編集部のオリジナルニュース連載。

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