2021/3/17

【衝撃】Z世代は「稼ぎ方」が違う

クリエイターエコノミーの主役はZ世代だ。
というのも、幼いころからデジタルでの発信に慣れているZ世代は、インターネットの「1%ルール」(コンテンツを作るのはユーザーの1%にすぎず、残りは見るだけ)を大きく変えているとされるからだ。
アメリカでのTikTokの大旋風はまさにその象徴だ。
近所にいそうな「普通の女の子」が、寝室でダンスを踊っているなかから、フォロワー1億人を超える大スターまでが登場し、億円単位を稼ぎ始めたからだ。
だが、彼らZ世代クリエイターは単なるインフルエンサーにとどまらない。
YouTubeであれ、TikTokであれ、プラットフォームにとどまるのではなく、そこから生まれた人気をテコに、自らのアイデアで起業家らと新たなビジネスを展開し、すさまじい額の資金調達や売り上げを実現していく。
まさに、クリエイター自身が一大ビジネスになる時代だ。
NewsPicksでは、Z世代とクリエイタービジネスに精通する「OffTopic」の宮武徹郎氏に、知られざるZ世代のクリエイタームーブメントの深遠な世界について聴いた。
INDEX
  • ミレニアルズとZ世代の違い
  • 4分20秒。YouTubeでは稼がない
  • とにかく大金をばらまく「いい人」
  • もはやD2Cではなく「P2C」
  • Z世代たちは「一緒に住む」
  • 企業も「クリエイター化」せよ

ミレニアルズとZ世代の違い

──クリエイター・エコノミーはZ世代のムーブメントでもあります。
まず、自身もZ世代であるアメリカのYouTuberのデイビッド・ドブリックさんを例にしたら、わかりやすいのではないかと思います。
彼はチャンネル登録者1880万人を超えるトップYouTuberでありながら、一世代前のハリウッドセレブのような役目も担う、特殊な存在です。
だけど、今のZ世代にとっての憧れは、セレブではなく、絶対的にYouTuberです。
で、なぜ、YouTuberの方が好かれるのか。