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博士号を獲得することは、その研究分野の専門家という認識は既に社会で広く共有されていると思う。一方で、どのような情報に触れても必要なら文献にあたって対象に対する理解を深めて科学的に解釈し独自の仮説を立ててそれを実証するプランを描ける能力を有するという認識は、博士号を目指す学生自身も社会の側もまだまだ低いように思う。この辺りの認識が広く共有されれば、博士号保持者が幅広い分野で活躍できるようになるし、幅広い分野や世代から博士号を目指す人がたくさん出現するのではないか。それはひいては将来の日本の科学研究の発展にも貢献すると思う。余談だが、この記事の最後の方で言及されている中国の科学政策についての観点(引用箇所)は興味深い。

>引用
『中国が科学・技術に膨大な予算を投入し続けているのは、科学自体の内在的価値を認めているというよりも、中国が世界を制するには科学に投資するのが費用対効果の観点からもっとも有効だとの冷静な判断のためだ。「情けは女性のためならず」、「情けは理系のためならず」なのである。』