この連載について
世界のクオリティメディアの記事をNewsPicks編集部が厳選し配信します。
この記事の著者 / 編集者
関連する企業
Microsoft develops and licenses consumer and enterprise software.
時価総額
444 兆円
業績
シェア
新規登録またはログインすると
チャートを見ることができます
新規登録する
ログインはこちら
業績
シェア
新規登録またはログインすると
チャートを見ることができます
新規登録する
ログインはこちら
この連載の記事一覧
中国発アプリ、なぜ米若者の心をつかむのか
349Picks
【貿易増】ロシアの人民元依存が止まらない
120Picks
【次世代】ハイリスク・ハイリターン技術を支援する米機関とは
86Picks
裏アカ不要、匿名SNS「ゴースト」が楽しい
357Picks
【驚嘆】「見逃されたがん」を見つけるAIドクターの実力
174Picks
【グーグル】ベールを脱いだAIボット「バード」の実力
486Picks
あなたの脳を会社が追跡するとき
150Picks
【実態】「使えない」デジタル人民元
261Picks
【大変化】ついに建機にまで「EV化の波」がやってきた
258Picks
Amazon販売用の武装ツールが頭角を現し始めた
225Picks
ビットコインのマイニング(採掘)等にかかる電力は膨大であり、ビットコインが値上がりするほど採掘競争は加速し、その分消費電力も増え続けると言われています。しかもマイニングの半分以上は世界最大の石炭消費国である中国が占めていると言われています。記事中では自然エネルギーの採用が視野に入れられているとありますが、一部のマイナーやマイニングプールの意識改革だけでは、状況が大きく好転しないのが課題です。
だからこそビル・ゲイツのように影響力のある人が発言をし、世の中に示唆を与え、利用者の意識改革から是正に導く過程は重要だと考えます。
なお、採掘国だけでなく、どのような仮想通貨かによっても電力消費に差が出るため、仮想通貨の種類によってはビットコインからみて比較的環境負荷が少ない、ということを売りする動きは出てくるかもしれません。
https://wired.jp/2018/11/12/bitcoin-will-burn-planet-down-how-fast/
送金が早い、不正が出来ない、などありますが、そうした実用的なメリットは正直、法定通貨でも同じ。今どき海外送金にバカ高い手数料と日数がかかるわけでもないし、電子マネー、クレジット比率が高まる中で、不正も難しい。
全ての取引がビットコインで行われる未来と、全ての取引が法定通貨の電子マネーやクレジットで行われる未来。利用者として、一体何が違うんだろう…
>平均的なビットコインの取引は1回あたり約1万6000ドル相当だが、平均的なビザカードの取引額は46.37ドルにすぎないと指摘
これも馬鹿らしい。だってビットコインは買い物に使ってないじゃない。投機取引なんだからそりゃ単価はでかくなる。クレジットカードは買い物に、実生活に使われている。
これをもう少しだけ解説しますと、マイナー(採掘者)は約10分間隔で計算ゲームを行っており、最初に解いた人が新たなブロックを作る権利をもらえるのです。そして、その報酬としてビットコインがもらえます。
マイナー(採掘者)は、この報酬で稼ぐためにハッシュ計算ゲームに参加しています。ゲームとは一言で言うと「あてずっぽゲーム」であり、サーバーが強力なほど「あてずっぽ」を行える回数が増え、勝つ確率が上がるということです。
もちろん一般人のPCでもこのゲームには参加できますが、何百台と屈強なサーバーを揃えて参加しているマイナー達に勝つのは至難の業ということです。例えるなら、宝くじを1枚だけ買って1等を当てるようなものです。
つまり何が言いたいかというと、「あてずっぽゲーム」をするためだけに、世界中のハイスペックなサーバーがフル稼働していることが問題の本質ということです。そして、何故そうなったかというと、ビットコインがPoWという仕組みを採用していることが原因となっています。
なので、「ゲームを行っているサーバーはクリーンパワーへ移行しよう」という試みは、たしかに解決策ではありますが、PoWの仕組みを変える方が、よほど根本的な問題の解決につながるということです。
そして、ビットコイン以外の仮想通貨は、PoW以外の仕組みを採用し始めています。例えばイーサリアムはPoWからPoS(Proof of Stake)という仕組みに変更しました。無駄に電力を消費しない仕組みは導入され始めているのです。
以上をまとめますと、大きく2つのことが言えるかと思います。
①ビットコイン自体が悪いわけではないが、PoWは電力の無駄な消費を助長することにはつながっている。
②仮想通貨が全て同様の問題を抱えているのではないため、ビットコインが問題なら他の仮想通貨を使う手段もある。
こういった情報が正しく広まれば、例えばイーサリアムは近いうちに価値が高騰するかもしれないなと思います。
デジタルトランスフォーメーションにより、高度にAIやDLが活用されていけば同じ様な問題は間違いなく発生します。
市場原理によりある程度スピード調整はされるとは思いますが、デジタルへの依存度は高くなるベクトルは変わりません。
この問題とてテクノロジーで解決していけるはず。
暗号通貨が世界にもたらす価値がよく分からんという方が個人的には気になるテーマ。
かつ、再エネのコスト削減やシェアも今後指数関数的に伸びていくと考えた場合に、ビットコインなどのPoWは10-20年後でも本当に環境に悪いのでしょうかね。
あと、ライトニングネットワークは特定のノードに相当量のビットコインが蓄積されてしまうので、ビットコインのよさである非中央集権が脅かされる可能性もあると聞きます。今後解決しなければならない根深い課題ですね。
一人の犯罪者のコンピューティングパワー、電力消費量、資金力などは全世界のそれを超えることがないことがブロックチェーンの信頼性の根源だから、使える計算量、電力、資金が増えればその分環境負荷も高まる。
※個人的な見解であり、所属する会社、組織とは全く関係ありません