2021/3/16

【挑戦】スペースXを辞めて、日本の農業変革に挑む男

NewsPicks 編集部(シリコンバレー支局長)
あのスペースXを辞め、日本で研究に没頭するエンジニアがいる。
アメリカで航空宇宙工学を学び、日本の東北大学の宇宙探査工学(宇宙ロボット)研究所で宇宙ロボットと人工知能を研究するタミール・ブルームさん。
これまでスペースXで宇宙船「クルードラゴン」のデザインなどに関わった経験を持つタミールさんが選んだのが東北大学だ。
実は東北大学は、宇宙工学では世界的に有名な吉田和哉教授がおり、優秀なロボット人材が世界から集まる「宝庫」なのだ。
そこで彼が取り組んでいるのが、AI(人工知能)を使ってりんごをピッキングするロボットの開発だ。
なぜ、宇宙ではなく地上のロボットを作るのか。米国でなく、日本にどんなチャンスがあるのか。
そこにはタミールさんの熱い思いと、航空宇宙工学で得た研究がぎっしりとつまっている。