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彼らが喜んでお金を払うのは、書き手が自分にとって意味のある、価値のある仕事をしているから、もしくは何らかのミッションを共有しているからです。
ですから、リストの数をまず増やし続け、いつか自分を好きになってくれるかもしれない人々をできるだけ多く獲得することは重要なのです。
言語の壁か、単に海外進出してなかっただけと思いますね
起業家や経営者が大手メディアの記事ではなく、Substackの記事をシェアすることが増えましたし、実際、情報収集でも、Substack上に本当にディープな記事を見つけるケースがどんどん増えてます。
大手メディアの記者たちが、よりパーソナルな記事は、Substackで出していることはもはや日常光景です。
とはいえ、Substackは単なる有料ブログではありません。
記事を読んでいただければ、彼らがいかに念入りに、ポストSNS時代のモデルを用意しているかがわかります。一言でいえばプラットフォームが主導権を握るのではなく、書き手と読者が主役のモデルです。
創業者が、カナダ、ニュージーランド、日本などのバックグラウンドにあることも手伝って、「僕らはシリコンバレーの『俺が一番』なメンタリティではない」と公言しているのも面白い。
今やツイッターやFacebookが、ニュースレターに進出し始めていますが、彼らは書き手を惹きつける哲学があるのがわかります。
独占ロングインタビューをご覧ください。
他と比較してメール送信に特化してることと、決済もお手軽にできるのは強みでしょう。
決済やCRMなど統合できるのは、StripeのAPIが解放されたりとオープンな環境が揃ってる今だからできることのように思います。
後々出てきそうな問題としては、ライター流出よりもプラットフォームにとって悪どいライターが現れた時ですかね。Freedom of Speechをどこまで許すか。米国裁判の人気トピックなので笑、議論になりそうです。
また、複数がバンドルされて「カスタマイズされた雑誌」の形に再発明されるかもしれない、というのも面白かった
一方で、肝心の集客に対してプラットフォーマーとしての価値を出しているのか、そこは各自でやってくださいね、なのかは気になりました
僕らは、書き手がメディアを立ち上げることや、人々がメディア事業を良くすることを手助けしたりするかもしれませんが、メディア企業ではないのです」
書き手が収益をあげられる選択肢が増えるのはよいこと。
世界観と特有のベネフィットを提案するかしないか。
そこがメディアとプラットフォームの違いのひとつです。
目指すべき世界観からしてシリコンバレーで典型的に見られる鼻息荒い”ディスラプター”というより「日本やカナダが持つ謙虚さを大事にしている」ところは、まさにそんなムーブメントをつくろうとしている様子が伝わってきます。
もっとも、理性ではそれをわかっていても我々人間は結構刹那的ですし手っ取り早くドーパミンを大量に浴びられるスマホやアテンション・エコノミーにすがってしまうものなんですよね、困ったことに。
インタビュー中のコメントにもありましたが、この流れを変えるのは本当に至難。コンセプトも素晴らしいし、パーパスにも共感できるので、これがすごく広がってほしいと願っています。
Hamishさんは終始謙虚な姿勢が印象的で、穏やかながら芯の強い方なのだろうなと思いました。
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