和歌山 湯浅町で震度5弱 津波の心配なし
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地震の規模は比較的小さく、M4.6だったものの震源が浅いタイプの地震で、震源に近かった湯浅町では、山田川に沿った川沿いの柔らかい地盤の場所で震度5弱を観測した模様です。発震機構は東西方向から圧縮されたことによる逆断層型と出ており、この地域にローカルに存在する小さな断層や岩盤のずれによるものと考えられます。特に南海トラフにつながるプレート境界の動きとは直接関連はありません。
和歌山県は、北部の和歌山市周辺では中央構造線に沿った断層帯であることもありM5以下の地震が日常的に発生していて、中小の地震が大変多い場所です。今回の震源は中央構造線からはやや離れていますが、複雑な地質構造に起因するという意味では、同じような地震活動ととらえるのが自然です。
例えば熊本でも14日朝に地震がありましたが、海側のフィリピン海プレートが陸地側のユーラシアプレートを押すので、どうしても陸地側には圧縮の力がかかり、陸のプレートには内部に亀裂(つまり断層)が入ることもあります。特にプレート間の巨大地震を誘発するなどということはありませんのでご安心ください。https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/bousai/1000929/1000305.html
今回は直下型。
南海トラフのようなものは、海溝型(プレート境界型)
上記サイトなど参考に。
直下型のため、揺れの大きい地域が限定的となりました。【和歌山の地震=東京からは遠くの話!?】
2021年3月15日0時26分に発生した和歌山県北部の震度5弱、マグニチュード4.6の地震ですが、地質図と重ねると『仏像構造線』の上で発生したように見えます。
悪戯に不安を煽るつもりは全くありませんが、遠い和歌山県の話というよりは、秋川流域にすごく似通った地質構造の上で起こったことは事実です。
構造線といっても目には見えない線ですが、良く見ると、地形から判断することが出来ます。
具体例をあげると「戸倉城山の南側の絶壁」や「檜原村の払沢の滝」を作っている断層です。
山登りをする方には、標高~1000mのなだらかな金比羅尾根や馬頭刈尾根と、ピークでも700~800mしかないのにアップダウンが激しい戸倉三山の違いを分ける大地の線というとイメージしやすいかと思います。
地域資源を日頃から調査することは、環境保全や観光振興の為だけではありません。
むしろ災害の可能性も高い絶妙なバランスを持った大地が、美しい景観を造り出しているともいえます。
常に防災に気を引き締めていきましょう。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6387747