NASA、空港を静かにする「低騒音翼」のデザインを風洞実験
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高揚力装着やランディングギアの低騒音化の研究は日本でも数年前から風洞、CFD、実証実験を通して実施されています。
https://www.aero.jaxa.jp/research/ecat/fquroh/
航空業界は厳しい状況ですが、日本でもこういう研究が日の目を見る日がきてほしいものです。
注目のコメント
旅客機の騒音はジェットエンジンの高バイパス比化によって低減してきていますが,今後の航空輸送量の増加,離発着回数の増加に伴い,空港周辺での騒音低減が旅客機開発の重要な課題となっています.着陸飛行時,最も大きな騒音源は翼(とくに高揚力装置,フラップ,スラット)や脚から発生する空気力学的な騒音です.CFD,風洞試験,飛行実験によってこれらの改良を行っています.
今のエンジンはだいぶ静かになったよね。昔は耳栓必須だった。
離陸時はエンジン、着陸時は着陸脚が主な騒音源らしい。
つまり翼を低騒音化してもそんなに効果ないかも?
http://aerc.jp/pdf/202010/N0.22(2018)_2.pdf「大きな音が出るほど抵抗も大きくなる」定性的には正しいですが、定量的にはそんなに単純なものではありません。
燃費に影響しないようなわずかなエネルギーでも大きな騒音を発生させることもできるものです。
空力音の発生を低減させることは単純でない問題で、実験も簡単ではありません。
今回の1/10スケールも大変立派な大型の低騒音風洞ですが、今後さらに大きな風洞実験もできるとのことで、良い開発環境だと思います。
我が国では無理なんじゃないかな。