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簡潔にまとめられていると思いますが、ポリエチレングリコールが脂質であると読めるところだけ、ちょっと気になりました。
ポリエチレングリコールは化粧品の保水成分にも使われる親水性の高分子で、それ自体は『脂質』には分類されません。
今話題になっているワクチンは、重要な成分である核酸を、脂質でできたカプセルのようなもの(リポソーム)に閉じ込めたものですが、このリポソームを安定化させるために、ポリエチレングリコール『系』の成分が表面に修飾されています。

ファイザーワクチンの成分を見ると、使われているのはポリエチレングリコールそのものでははなく、変性したものであることが分かります。

FACT SHEET FOR RECIPIENTS AND CAREGIVERS
(p2のIngredientsの項目)
https://www.fda.gov/media/144414/download

2 [(polyethylene glycol)-2000]-N,N-ditetradecylacetamide (ALC-0159)の構造
https://en.wikipedia.org/wiki/ALC-0159

構造だけ見れば、PEG鎖があるとは言え化粧品などに使われているポリエチレングリコールとは違うものと思うので、化粧品用と同じ成分だと言われると素人ながら違和感を覚えます。
抗原性の観点ではPEG部分だけ考えれば良いということなのか、その辺りがよく分からないので、解説を探していますがなかなか行き当たりません。詳しい方いたら教えてください。

このような変性PEGはタンパク質の修飾などに使われるメジャーな技術で、そもそもPEG修飾リポソーム自体がDoxilなどの医薬品で(FDA承認1995年)すでに使用例があり、PEGや変性PEG鎖の抗原性についても研究されていると聞くので、このようなアレルギーについては全くの未知ではないはずです。
ただ今回、Doxil等とは比べ物にならない規模での適用で、注目度も高いので、アレルギーを起こす原因はPEGそのものなのか、あるいは変性したPEGだからなのか、そこは厳密に切り分けて報道して欲しいなと思っています。

(追記)
堀向先生、コメントありがとうございます。
とても分かりやすいので、周りにも紹介しようと思います。
Yahoo個人の記事を更新しました。

mRNAを利用した新型コロナワクチンでアレルギーを起こすといわれている『ポリエチレングリコール』という物質の名前を、報道などでみかけることが増えました。

そもそもmRNAとはどんなものなのか、なぜmRNAワクチンにポリエチレングリコールが使われているのか、そして実際に危険なのか…

簡単に解説しました。

(追記)
井上さま、一般向けの記事として分かりやすく書きましたが、確かに分類としては脂質というと誤解生じるかもしれませんね。後で変更を履歴を残して変更しておきます。
PEGについて非常に分かりやすい堀向先生のまとめ。

とりわけ大事な点は、
・アナフィラキシーは女性に多いといわれていて、もしかしたら化粧品が関係しているかもしれないけど、化粧品使わない方がいいというかわけではない
・PEGアレルギーかどうかを接種前に調べる必要はないし、そもそも調べることは難しい

そしてなにより大事なのは、みなさん適切に対処されてすぐに回復している、ということ。
堀向先生の一連のYahoo!ニュースへの寄稿記事は、分かりやすくて、今知りたいことを解説して頂けます。
いつも、ありがとうございます。

ワクチン接種は、社会的抗体の確立のためでもあり、自分だけの問題ではないので、きちんと理解して接種をしたいと思います。
→アレルギーは杉だけだから、大丈夫なはず
後できちんと読みたい。