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活用事例 2021.03.12

米大学が「VR授業」開講、VR上のキャンパスでリモート講義

アメリカのモアハウス大学は、VRを活用した授業の開講を発表しました。VR教育を提供するVictoryXRと提携、教育向けプラットフォーム「Engage」内に作られたモアハウス大学のキャンパスでリモート講義を行います。

フェイスブックの「Oculus Quest 2」活用

“VR講義”が行われるのは、2021年の春から行われる、生物学の「men’s health」と歴史学の「world history」の2講義。VRヘッドセットは半導体大手のクアルコムから直接提供を受け、「Oculus Quest 2」が使用されます。

海外メディアAuganixによれば、VictoryXRのVR教室は、受講生に「人間の心臓に入る」「歴史的な戦場を探索する」「実物大の太陽系のモデルに没入する」といった体験を可能にするとのこと。クアルコム テクノロジーズでプロダクト・マネジメントのシニアディレクターを勤めるBrian Vogelsang氏は、VRを活用した教育について以下のようにコメントしています。

我々は、VRを通じた(VictoryXRのような)没入的な教育は、学び自体を変革するものと信じています。Qualcomm XR EnterpriseプログラムのパートナーであるVictoryXRが、モアハウス大学のような著名な大学と共に、VR教育を広げているのを見るのは喜ばしいことです。

VictoryXRは2016年に創業された企業。米メディアVRScoutによれば、これまでに240種類以上の教育的なVR/AR体験コンテンツを手掛けてきたとのこと。同社の取り扱う科目は、分子生物学から世界の歴史、古生物学など多岐にわたります。

(参考)VRScout

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