横浜国大の元教授「入試操作は大学の指示」 解雇の無効を求め提訴
2021年3月12日 20時54分
留学生の入試の合否判定や成績評価で不正をしたとして懲戒解雇処分とされた元横浜国立大教授の50代男性が12日、懲戒処分の根拠となった事実はなく違法だとして、解雇無効と未払い賃金の支払いを求める訴えを横浜地裁に起こした。
訴状や原告側の説明によると、留学生の入試の合否判定で評価点を改ざんしたという大学側の主張について、国籍のバランスを考慮して同じ国籍出身者は2人までとする学内の申し合わせに基づき、入試課の指示に従って行ったと主張。成績評価は、同じ授業をしていた共同講師の意見を踏まえ上方修正しており、不正ではないと主張した。
同大学長室は「訴状が届いていないので、コメントは差し控える」と述べた。
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