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アフガン政権崩壊

イスラム主義組織タリバンが2021年8月15日、首都カブールを制圧し、勝利宣言。ガニ政権が崩壊しました。

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アフガン和平に乗り出したバイデン政権 書簡から見えたシナリオ

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バイデン米大統領=米ワシントンで3月6日、AP
バイデン米大統領=米ワシントンで3月6日、AP

 和平プロセスが停滞するアフガニスタンで、米国のバイデン政権が事態打開に乗り出した。アフガン政府に対し、国連主催で関係国が参加する和平支援会議を開催する意向を伝えたほか、旧支配勢力タリバンを含む暫定政権の発足も提案した。だが米国の思惑通りに進むかは不透明だ。

ガニ大統領に宛てた書簡

 毎日新聞は、ブリンケン米国務長官がアフガンのガニ大統領に宛てた書簡を関係者から入手した。米国のハリルザド・アフガン和平担当特別代表が今月初めに首都カブールを訪問した際、ガニ氏に渡したとみられる。

 ブリンケン氏は書簡で、ロシア、中国、パキスタン、イラン、インドを含む6カ国による国連主催の会議を開き、和平について議論する意向を伝えた。アフガン政府とタリバンの対立が続く中、関係国が一致して両者に歩み寄りを迫る狙いがあるとみられる。…

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