ミシシッピ州がトランスジェンダーの女子競技参加を禁止、全米初
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注目のコメント
すべての人がスポーツを楽しむ権利があり、誰ひとりとして、排除されるべきではない。それは、多くのスポーツ関係者が共有している価値観だと思います。
また、これまでは差別や偏見により、可視化されなかったトランスジェンダーの存在を、社会が認知し、想定し、包摂する時代へと変化を迎えています。
参加する選手たちが安心して力を発揮するために、スポーツは一定のルールをつくり、新たな変化があれば、そのルール自体を試行錯誤しながらアップデートしてきました。
東京2020大会は、IOCがトランスジェンダー選手の参加条件を2015年に提示して以降、実質上の最初の夏季大会でもあり、数名のトランスジェンダー選手が出場すると予想されています。ぜひ、前向きな議論を重ね、世界をアップデートするための契機にして欲しいと思っています。そもそもスポーツを男女に分ける目的は、「心の性別」ではなく「体の性別」による差が不平等を生むと考えられているからです。
となると、「体の性別」だけを見て機械的に選手を振り分けることも合理的と言えるのではないでしょうか。
逆に心の性別が違うからという理由で女性の体躯のトランスジェンダーに女子スポーツへの参加を拒否する方が不合理です。内面は関係ないのですから…
しかし一方で、「心は男性なのに女性と戦わなければならない」といった心理的負担が他の選手より増してしまう点は指摘されうるでしょう。
その負担を不合理と捉えるか、本人が甘受すべき程度であると捉えるかで、結論も変わってきそうですね。男女混合カテゴリがあるなら、いいのではないかと思いますが…↓
「保守的なミシシッピ州の公立学校のスポーツチームは、生物学的性別に基づいた「男性」、「女性」、そして「男女混合」に指定されることになる」