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中国側からのワクチン提供「聞いていない」 丸川五輪相

朝日新聞デジタル
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    専修大学 商学部教授

    日本政府は、オリンピックの参加選手に「ワクチン接種義務」を課していないとのこと。この判断は、防疫に関する日本政府の専管事項です。

    中国がIOCに対して、「選手用のワクチンを優先販売したい」ことを申し出、これをIOCが受け入れたのであれば、この判断は、一国際スポーツ団体の専管事項であり、日本政府がとやかく言える立場にないでしょう。

    もとより中国のようなことを外交政策として、政府が位置付けたかったのであれば中国に負けたということですし、気付いていなかったなら、残念ながら単にそのレベルの見識だったということでしょう。中国は外交政策としてこれを位置づけたいのでしょうから、まずは優位に立てたということになりますが、これが直接、世界の覇権を握ることにつながるとはとても思えません。・・・こういった戦略の積み重ねは大切で、中国は上手だとの印象を持ちます。

    接種については、工夫が必要になると予想されます。日本で使用が認可されていないワクチンは日本では基本的には接種できませんが、非営利の枠組みで個人輸入をし、日本政府が輸入を認め、日本の医師資格を有する方が日本で医療行為をするなら接種可能だと思います。ただし、特定の選手が競技という私的な活動を日本で行うために、日本で接種する必要性は否定的に扱われるものと思われ、事前に日本の医療機関にかかっておく必要もありそうですので、日本で接種できる可能性は低いでしょう。

    したがって、希望する各国は、事前にその国に送ってもらい、その国で対処(接種)するのではないでしょうか。あるいは、中国にいったん立ち寄ってもらい、中国で接種してから日本に行くなどが考えられるでしょう。そのくらいの工夫は、現行の法律の枠組み内で可能なはずです。ワクチン接種済みの方の入国の方が、日本政府にとっても望ましいのではないかと思います。

    中国政府は、これまでにこのような働きかけを秘密裏にIOCにし、IOCは条件を検討した上で購入するとしているものでしょうから、今後も、私的団体であるIOCに企業や国が金品を提供(寄付)することは、いつでも可能なはずです。他国もこぞって提供すると申し出れば、IOCは「もらって(または購入して)くれる」のではないでしょうか。

    そうなれば「自国民への提供より先に『外国のオリンピック選手』に提供することの是非」で、世論はまた盛り上がると思います。


  • 電機メーカー 事業本部 IT企画海外担当

    こんなの中国と仲良くやればいいだけのこと。お仕着せに見えるけど、中国からしたら『東京五輪さきにやってくれないと来年の北京五輪を大々的にやれなくなるから儲からない』というのは見え見えなんですから。性格とかではなく、そこは交渉力の問題なのでは?丸川さん交代したばかりとはいえ、再任ですよねえ。。管轄してる官僚の問題なの?ww


  • アイメイド株式会社 取締役

    私的には想定内の動きですが、IOCが乗るのかな?リップサービスはするだろうけど。五輪の平和や人道的立場からすると、香港問題とか引っかかる。特に直近の動きは愛国者以外は明確に排除の方向へ。あからさまなワクチン外交は拒否すべき。


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