[シドニー 12日 ロイター] - オーストラリアのペイン外相は12日、中国全国人民代表大会(全人代)が香港の選挙制度を改革する決定を承認したことに深刻な懸念を表明した。

同相は声明で「香港の人々が政治的意思表示における基本的自由を行使する方策を持つことは重要だ」と述べた。

香港に居住する豪市民は約10万人で、最大の国外居留地の一つとなっている。

全人代は11日、香港立法会(議会)から民主派を事実上排除して「愛国者」で固める制度に変更することを承認した。

米政府も香港の選挙制度改革を非難し、香港の民主主義に対する攻撃だと述べている。