スマートシティ成功の鍵は「路肩」にあり 米国は柔軟運用で成果
日経クロストレンド
9Picks
コメント
選択しているユーザー
路肩。たしかにポイントですね。
先日、weekly落合で佐藤可士和さんが従来のまちづくりとは違うまちへの関わり方がありそうだと言っていましたが、路肩を再定義することもその一つのような気がします。
道路を新設する場合、路肩は交通安全の観点から道路構造令との対応が出たり、路駐制限のためにバリヤーのような空間になったりと交通管理者との調整が難航します。
また、雨水排水の入口や交通標識、ガードレールなどでごちゃごちゃと付属物が増えたりする上に、道路管理者は地域の自治体なので、利用者目線で計画することのハードルが高い空間でもあります。
建築敷地側の歩行者空間とのつながりなど建築側からの配慮がないと、路肩は余りの部分として上手くデザインされないまま残ってしまうため、面的な開発事例では地区計画によるプランニングやエリアのマネジメント組織による一体管理が始まっています。
コロナ禍で早回しで見えてきた物流や屋外活用の変化を見据え、路肩のスタンダードをディレクションすることの重要性をこの記事を読みながら再認識しました。
注目のコメント
路肩に限らず、冗長性のある空間はあるに越したことはありませんね。
日本は、国土が山がちで都市規模が限られるので、米国と比べて歩道車道ともに狭いところが多いと思います。
道路は、新たに通したり拡げたりしようにも、私権の整理で何十年も時間がかかるので、今からスマートシティ向けに道路空間を再整備するのは難しい。沿道のどこでも停まれる、ではなく、まちのあちこちに停まれるスポットがある、という独自の方向に進む気がします。