買収目的会社への投資「セレブ参画でも慎重に」
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注目のコメント
本当に。セレブ参画に限らず、SPACはうーんというのが正直多い。
WiL久保田さんのTweet(①)『SPAC上場は、宇宙やバイオなどディープテックが多い傾向。通常のIPOだと厳しく規制されるforward lookingな事象も、SPACなら自由に伝えられるから、と推察。CFは出にくいが、世界観を語ることで時価総額を作れる』が示唆的。ディープテックに限った話ではなく、世界観をより語る・広めるために著名人が利用されている側面もあると思う。
そして興味がある企業の上場資料をいくつか見ているが、切なくなる資料がほとんど。資料を見た後に、むしろ非上場で資金調達してほしかった(≒できなかったから上場して衆愚で資金調達するのか…)と思う企業が多く、仕分けフラグなのではないかと思う今日この頃。
①https://twitter.com/kubotamas/status/1367641901113827328?s=20
②https://newspicks.com/news/5675090SPACは、本当にリーマンショックを引き起こしたSPCのデジャヴュだ。リーマンショックのときのSPCも、サブプライムローンを束ねて、トランチを切って、その上澄みの上質なだけものだけに投資すれば大丈夫、という触れ込みで投資家のお金が集まったわけだが、いざ蓋を開けてみると、リーマンショックを引き起こすような投資商品だったのは周知の通り。
何年間もの株の強気相場があり、投資家が投資先に困っていた中で登場したという状況もそっくりで、投資家がもはや普通の株投資では満足なリターンが得られなくなったから、最後の(そして危険な)フロンティアとしてこのSPACにお金が入っているように見えるのは気のせいだろうか。
もちろんSPACで上場した企業が全て変なことになると予言する気は毛頭ないけど、ちょっと警戒した方がいいんじゃないかという気はする。