第4回 IPOにおけるCEOの役割とは?/ プレイドIPOの軌跡
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IPOに関する情報発信は色々ありますが、第4回IPOにおけるCEOの役割とは?は、共感する事が多い内容でした。利害関係者との関係構築やIPO準備に対する考え方など、今後IPOを目指すスタートアップの皆さんにオススメです。
審査対応や内部統制など、何故その対応をする必要があるのかには理由があります。自社のステージに適応した体制を整備することが、スタートアップのスピードを保ちながらガバナンスを効かすポイントです。継続的な成長を実現する組織創りには、経営陣がコーポレートガバナンスに関する理解を深める事が必要ですし、そのプロセスがIPO準備だと私は思います。
管理部門をアクセラレーターと呼んでいる事も素敵だと思いました。プロジェクトやチームの名称は進むべき方向性を示す上でも重要です。
弊社も管理部門とは呼んでおらず、Accelerate Atrae -アトラエの持つ可能性を拡げ、加速させる-というチームビジョンを2年前に掲げて日々切磋琢磨しています。プレイドのIPOについての連載4回目!今回はCEOの倉橋氏とCFOの武藤氏の対談。
『IPOおよびその準備のプロセスをなんと捉えるかだと思いますね。これを「審査」と捉えたら負け。僕はそうではなく、より長期で大きなことを成し遂げるための「学習期間」だと思っていて。そう捉えると、すべてはポジティブに見えてくると思う。』
とても共感するし尊敬する。一方でそう捉えてやり続けることの難易度は高いと思う。これは上場時だけでなく、その後のガバナンスについても同じだと思う。
みさき投資に在籍していた時にトップの中神さんが言っていたのは、ガバナンスは事業と違ってお金にはならない。でもだからこそそれを形式的にやるのではなく、意思を持ってちゃんとやっている企業の、経営への信頼感はとても高いと言っていてその通りだと思った。
最近はESGの文脈でガバナンスへの理解も深まっているが、形式的ではなく意思をもって経営を進化させるツールとして使えるかは経営者の腕が問われるところだと思う。
また投資家との対話も興味深い。色々な機関投資家はいるが、例えば下記でアセマネOneの岩谷さんが答えられているが、創業の動機、解決したいと思っている社会課題の大きさを意識されている。
https://diamond.jp/articles/-/263181
そして管理部門をアクセラレーターと名付けていること、とても素敵だと思った。以下の部分、深く同意します。東証や証券会社の審査部門のためではなく自社の未来のためのIPOプロセスとトップマネジメントが捉えていれば、意思決定の基準がシャープになり管理部門、事業部門や外部ステークホルダーとの連携も非常にスムーズになると思います。
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倉橋 IPOおよびその準備のプロセスをなんと捉えるかだと思いますね。これを「審査」と捉えたら負け。僕はそうではなく、より長期で大きなことを成し遂げるための「学習期間」だと思っていて。そう捉えると、すべてはポジティブに見えてくると思う。