アップル、ミュンヘンに新たな欧州半導体設計センターを構築へ
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2019年にティム・クック氏がミュンヘンのデザインセンターを訪れた記事がありました。
2015年に設置されたBavarian Design Centerには、2019年時点で300人のエンジニアを40か国から雇用し、毎年80人くらいずつ増えているとあります。
https://www.faz.net/aktuell/wirtschaft/digitec/apple-ceo-tim-cook-no-better-place-than-munich-16412197.html
今回の記事の関連では40か国から1,500人とあるので、かなり人員が強化されている拠点のようですね。まだ詳細はわかりませんが、やはり技術者が集めやすいということもあるかもしれません。
以下の記事(バイエルン州の広告記事ですが)では、Bavarian Design Centerの成長の理由について、ミュンヘン工科大学(TUM)とルートヴィヒ・マクシミリアン大学(LMU)の存在、ミュンヘンの家賃が国際的に比較して安いことなどもあげられています。
https://www.invest-in-bavaria.com/en/blog/post/apple-the-munich-location-continues-growing.htmlミュンヘン、5G…下記のEUが半導体で世界シェア20%目指すというデジタル化戦略案の文脈?ただ、リアリティとして通信で強いのはQualcommやBroadcomなど米系ファブレスとARM。もちろん、先日ルネサスが買収発表したDialog(イギリス)のような企業もあるが、通信系半導体で欧州が凄い強い印象はない。通信系ハードで、NokiaとEricssonが基地局ではあるが、ドイツではない(Nokia SiemensはNokiaが2013年に完全子会社化しているし)。なんとなくロビイング的にも見える。
https://newspicks.com/news/5675250同じ米国のQualcommとは和解したものの、契約は2025年あたりで切れる。Intel はもはや頼りにならず、Qualcommの延長オプションは使いたくない、となれば自分で作るしかない。iPhone 4まで独Infineon を使っていたこともあり、ドイツなら技術者を集めやすい、といったところかな。