星野リゾート代表直伝！観光コンセプトの作り方、「星がきれい」が禁句の理由
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注目のコメント
観光地として、コンセプト（概念）を明確にすることが重要なのは言うまでもありません。
但し、誰もが共感する魅力的なコンセプトとは地域の本質的な価値をテーマとしているかどうかで決まります。きれいな言葉だけを並べるよりも地域の誇りを表現することが大事です。コンセプトとは作るものではなく、その土地に生活している人々の思想や哲学であるべきだと思います。当社の場合、自然環境を含めた立地に特化しています。立山の景観だったり、満天の星・・・星野氏の言う通り、天候が悪いとそれらは全く期待外れになってしまします。
それが長年続いているために、実績が悪いと外的要因に求めてしまいます。
まだまだ知恵の絞り方が甘かったと言わざるをえません。
とはいえ、創業者の理念は、それらを見越していたように思います。
https://tkk.alpen-route.co.jp/company/kanko観光コンセプトは、他の地域との違いを明確にし、市場の心に残る内容でなければ意味がなく、できれば１ワードで語ることができる削ぎ落とした内容であることが理想です。
ではどうしたら、「あれもこれも」の罠から抜け出せるでしょうか。その方法は、集客に成功さえすれば全ての魅力にメリットがある、ということを理解していただくことだと考えています。
お客さまがたくさん来てくれさえすれば、魚も温泉も山菜もリンゴも梨も売れるようになるのです。そして、そのように集客に成功するためには、総花的な情報発信では駄目で、市場の記憶に残るたった一つの魅力に絞ることが効果的なのです。顧客に「ここに行ってみたい」と言わしめる一つの魅力、1枚の写真、それだけで十分なのですが、実のところ、そこに絞ることがさまざまな事情で難しく、戦略的に実行できている地域は多くありません。
