【SOZO 松田弘貴】テクノロジー企業の「未来予想図」を考える
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"今後は金融や物流などの「特定領域」において、端から端まで「ユニークデータ」を取り、付加価値を付け、拡大していく企業が新たなプラットフォーマーになる可能性がある。"
"バズワードには安易に食いつかずに、企業の裏側にある背景やビジョン、普遍的な価値、中長期での成長確度を見定めることに腐心して、投資活動をしていきたいと考えています"
本質を見極めて、株式投資をしないと、単に雰囲気で短期売買を繰り返すだけになり、心の安寧も得られず、なによりも自分に学びが蓄積されていかない。
注目のコメント
GAFAやプラットフォームについて聞かれることも多いですが、今回のインタビューはいい意味で自分の頭の整理になりました。
プラットフォームの定義は人それぞれで、正解はないと思いますが、実際にビジネスを大きく拡大しているスタートアップとの協業経験や当地のVCなどとの会話を基に、自分なりの見立てをお話しました。少しでも多くの人のお役に立てば幸いです。
またスタートアップの評価は様々な方法があり、人それぞれだと思います。重要なのは同じ基準でコンスタントにスタートアップを見ていくことではないでしょうか? インタビューでも回答したようにバズワードには安易に食いつかずに、企業の裏側にある背景やビジョン、普遍的な価値、中長期での成長確度を見定めることに注力していきたいです。
尚、記事中の企業に関してはトレンドの説明を主としたものであり、個別企業の推奨を行うものではありません「ポストGAFA」について考える連載の第2回は、群雄割拠なシリコンバレーのVCの世界で、存在感を示す日系VC「SOZO Ventures」の松田弘貴さんにご登場いただきました。1回目は一橋大学の楠木先生に「なぜGAFAがアメリカから生まれたのか」をお聞きしましたが、2回目は「ポストGAFAになる次世代プラットフォーマーはどんな企業か?」というお題を、松田さんに投じてみました。
これから支持されるテック企業にはどんな特徴があるのか。松田さんに具体例を提示していただきながら、それらを俯瞰し、分析いただいたのですが、松田さんの視点がとてもおもしろい!同時にVCは投資する対象の事業内容や事業成長を、長い時間軸でこと細かに観察しているのだなと思いました。将来のトレンドについて考える際に、一般に業界の知見がある方はテクノロジーの種類や方向性、語られているビジョンを元に考えられることが多いように思うのですが、実際のお金の流れやビジネス活動とはずれている場合も多いように思います。多くのことがGAFA等についてその時点の報道等に基づいて都度語られていますが、実際彼らがどのような活動をしているか、長期間に渡って定点観測し、関係者から直接話を聞いている人はあまりいないと思います。
VCにとって非常に重要なのは時に声は大きいけれど、正確でない情報をフィルターし、あまり知られていないけれど過去実績がある人たちの意見、活動をしっかりとみていくことになります。VCの中にはそのような活動を個人のノウハウやネットワークでやっていく人たちもいますし、私たちのように組織的に、システマティックなアプローチをとる人たちもいます。
一つの視点としてご参考になれば幸いです!