ロシアと中国、月面基地建設で覚書 ロードマップ作成へ
ロシア国営宇宙開発企業・ロスコスモスは９日、中国と国際月面研究基地の建設に向けた覚書に署名したと発表した。カザフスタン・バイコヌール宇宙基地で２月撮影。ロスコスモス提供（２０２１年 ロイター）
［モスクワ ９日 ロイター］ - ロシア国営宇宙開発企業・ロスコスモスは９日、中国と国際月面研究基地の建設に向けた覚書に署名したと発表した。
両国は基地建設に向けたロードマップを作成し、計画や設計、プロジェクト実行で緊密に協力し、各国に提示するという。
ロスコスモスは「月の国際科学基地は月面や軌道上に設けられた実験・研究施設の複合体で、集学的かつ多目的の研究作業を行うよう計画される」と説明した。
両国はプロジェクトの国際協力を推し進め、参加を希望する国に平等なアクセスを提供するとしている。
ロシアは、特に２０１４年のクリミア併合以降、欧米との関係が悪化し、中国との関係を深めている。
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