人に愛される力と人を愛する力 歴代担当記者が見た「修さん」
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スズキを担当されていたNHKの記者の方々それぞれから見た鈴木修会長。でも驚くほど重なるところがある。それは一貫した経営観をもっていたことの証左だと思う。
個人的にはご著書や様々な記事を見る中で感じるのが、「尋常じゃなく優秀な中小企業のおやじ」。ご著書が「俺は、中小企業のおやじ」というタイトル。
現場を重視することだけでなく、資本・提携関係でのバランシングは規模として食われかねないからこそそれを避けるためにギリギリの強気の手を打っている。どこかで一番になりたいとしてインドを選んでそこで徹底した勝ったのも戦略論としては、弱者の競争戦略として知られるランチェスター戦略にもつながる。
「中小企業のおやじ」としての謙虚さとプライドとしたたかさ、すべてがあるような印象を持っている。ご著書でも、自動車業界は売上は大きいが部品メーカーに製造してもらっている調達品が大量で、自社の付加価値金額と勘違いしてはいけないといった言葉があり、ものすごく印象に残っている。
ただこの成長を一人トップとしてずっとやってきた。逆に、同じような経営をできる人材は育ちようがなく、後継想定されていた方の逝去もあったが、退任できなかった理由でもあろう。だからこそ、これからスズキの経営進化が注目される。インド自体も経済発展していけば、よりハイエンドの車への欲求は高まるし。1958年、28才でに二代目社長の娘婿となり、1978年に、48才で社長になられています。
まさに、日本の自動車産業の黎明期から今までを走り続けた名経営者です。
厳しい方とは思いますが、この記事を読んでもどこか愛嬌のある、魅力的な人柄が伝わってきます。修さんがスズキを退任した後で、ホンダのNBOXに乗る姿を想像します。本田宗一郎さんへのリスペクトがあると思います。同じ遠州の企業として。https://www.youtube.com/watch?v=0M24TMhwSLQ