【事業開発】リクルート『サンカク』を成長させた「人を巻き込む力」
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社会人インターンはとても興味がある。
新卒で入った会社にいるので、他の会社での仕事の仕方とか気になる。
そして、「サンカク」はUターンのキャリア形成をアシストできるサービスとして期待しています。社会人インターンという新しい取り組みによって、一つの会社で働いているとどうしても感じてしまう閉塞感を打ち破ることができることはすごくいいことだと思う。自分にはこの会社しかない、と視界が狭くなって精神的に病んでしまったら元も子もない。
私は大学生なのだが、飲食店や営業などのバイトの掛け持ちをしていた。そのことによりマンボウなどで飲食店のシフトが減っても、他のバイトをすることができて経済的にも精神的にも安定させることができた。
自分の居場所が増えることによって心が落ち着き、新しい目線により仕事で成果が出せることに、大学生と社会人の間で差はないだろう。キャリアを広げたい、スキルを高めたい。
その手段として、勤め先とは異なる企業や団体で実際に働きながら、新しい仕事経験を積む「社会人インターン」がにわかに注目を集めている。
リクルートの社会人インターンシップ参加サービス『サンカク』は、2014年からこの分野で事業展開をしてきた老舗の一つだ。コロナ禍による働き方の変化もあって、同サービスの利用者は急激に伸びている。
2020年5月時点で、会員数は約5万2000人。サンカクで社会人インターンを募集する企業・団体数は280以上におよぶ。
「サンカクを通じて、社内では経験できない仕事や人と出会うことで、将来に対するモヤモヤ感を解消したり、転職や副業での自分の能力の新しい生かし方が分かる。そんな理由で、ご利用いただく社会人が増えています」
そう語るのは、サンカクの事業開発を担当しているリクルートキャリアの古賀敏幹さんだ。東京工業大学の大学院を修了してソニーの技術者になったという理系職から、事業開発職に転じたという異色の経歴を持つ。
そんな古賀さんの典型的な1日に迫りながら、リクルートでの事業開発で重視していることを紐解いていく。