米国の高校生は秋までにワクチン接種、小学生は来年初め=ファウチ氏
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子どもは、感染症のもたらす個人レベルのリスクが成人に比べて総じて小さくなるものの、ワクチン接種には個人レベルでも後遺症やまれな合併症のリスクを防ぐことへの期待が持たれています。
また、米国では学校でのクラスターを契機に家庭内の高リスクな者に感染が広がるというケースも散見されており、学校再開という観点でもワクチンが広がる意義は高いと考えられています。
さらに、その他にも、教員や持病を持つお子さんを守る、感染の広がりを子供も含めて抑制することで、ウイルスの変異の速度も抑えられるなど、多様な意義が考えられます。
子どもへの臨床試験は、現在進行形で行われており、まずは有効性と安全性の確認が待たれます。16歳未満の方へのコロナワクチン接種の安全性や有効性は検討されている最中のため、小学生に接種を行うかどうかは確定していませんが、これまでの成人の接種の実績から同様に接種可能だろうという前提で動いていることが読み取れます。
【子どものワクチン接種】
現在、日本では16歳以上の方にファイザー社製のワクチン接種が行われようとしています。子どもは重症化や死亡リスクがだいぶ低いため、高齢者や基礎疾患のある方よりもワクチン接種の意味合いが薄いです。しかしながら変異株は子どもにも感染力が増しているとの報告や、家庭内感染が増えてきていることなどを鑑みますと、有益で副反応も少ないようであれば接種するメリットは大きいと考えます。
海外での臨床試験の結果が待たれます。