数分で売り切れ 機内食のネット販売が人気 ANAの新たな商機

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機内食を持つ清水誠総料理長=千葉県成田市で2021年2月24日午前11時7分、中村宰和撮影
機内食を持つ清水誠総料理長=千葉県成田市で2021年2月24日午前11時7分、中村宰和撮影

 機内食のインターネット販売の人気が過熱している。全日本空輸が週1回のペースで洋食や和食のセットなどを販売し、数分で売り切れた商品もある。2020年12月に始め、2月までに約15万6000食を販売した。新型コロナウイルスの影響で国際線を大幅に減便し、業績が悪化する中、機内食販売の売り上げは1億円を超え、新しいビジネスに成長した。全日空は「収束後、旅行などができるようになった時に飛行機に乗って機内食を楽しむと、自宅で食べた味と同じでも違う感動があると思う」と説明している。

 国際線のエコノミークラスで提供する機内食のメニューや味付け、容器をそのままの状態で販売することにこだわり、「旅の気分を味わえる」「飛行機に乗っているように感じる」と反響を呼んだ。「機内食ごっこ」「おうちで機内食」といった言葉も生まれた。機内食担当の清水誠総料理長は「こんなに人気になるとは思わず、驚いている。地上でもおいしいので、そのまま出したほうが喜ばれると思った。最高のものを作っているので、こ…

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