2021/3/7

【解説】人気沸騰「Dispo」が示す、写真SNSの新しいカタチ

「使い捨てカメラ」を再現

使い捨てカメラを思わせる、新たな写真共有アプリ「Dispo(ディスポ)」が登場した。
ベータ版を試したい人々は、なんとか招待されようと大騒ぎをしている。アーリーアダプターはそのソーシャル機能を絶賛し、投資家はこのアプリの今後に大きく期待している。
Dispoでは、小さな長方形のファインダー部分をのぞいて写真をフレーミングする。編集ツールやキャプションはなく、撮影した写真は「現像」される。つまり、翌日午前9時になると携帯電話で見ることができるようになる仕組みだ。
パーティなどで実際に使い捨てカメラを使うように、複数の人が同じ「ロール」を共有して撮影することもできる。
「友人たちとパーティによく行っていたころ、大抵の家にはあちこちに使い捨てカメラが置いてあって、みんなで夜通し写真を撮っていた」と語るのは、Dispoの開発者である、人気ユーチューバーのデイビッド・ドブリック(24)。
「朝になったら全部のカメラを集め、後で写真を見返すんだ。『昨夜は何があったんだ?』って」
Dispoの開発者、デイビッド・ドブリック(Kevin Mazur/AMA2020/Getty Images for dcp)