[ロンドン 4日 ロイター] - IHSマークイット/CIPSが発表した2月の英国の建設業購買担当者景気指数(PMI)は53.3で、前月の49.2から上昇。景況拡大と悪化の節目である50を上回った。

ロイターがまとめたエコノミストの予想は51.0だった。

新型コロナウイルス感染拡大を受けて一時停止していた建設プロジェクトが再開し、商業用施設部門が回復に転じた。

IHSマークイットのエコノミクス・ディレクター、ティム・ムーア氏は「商業用施設の開発が昨年9月以来で最大の上昇幅となったことに支えられた。ワクチン普及が順調で、遅れていた建設プロジェクトが動き出したためだ」と述べた。

半面、「住宅建設が回復のけん引役である構図は変わっていないが、悪天候や建設資材の納入に時間がかかっていることが一時的な遅延を招き、1月以降、モメンタムは失われている」とも指摘した。