[ロンドン 3日 ロイター] - 三井物産は3日、英国で開発中の二酸化炭素(CO2)回収・貯留(CCS)事業に投資すると発表した。

枯渇した北海の石油・ガス田においてCCS事業を手がけるストレッガ・ジオテクノロジーに15.4%出資する。

CCS事業はまだ商業化の段階にない。事業はストレッガ・ジオテクノロジーの子会社、ペール・ブルー・ドット・エナジーが主導し、豪金融大手マッコーリー・グループが21.5%、シンガポール政府系ファンドGICが15.4%出資する。

2020年代半ばまでに稼働する見込みで、セント・ファンガス・ガス・ターミナルで発生する34万トンのCO2を回収する。

また、北海産天然ガスから水素を生産する事業も行う予定で、そこで排出されたCO2もCCS事業で回収されるという。