[3日 ロイター] - 米カジノ運営大手ラスベガス・サンズは、ラスベガスに保有する施設を62億5000万ドルで米投資会社アポロ・グローバル・マネジメント傘下のファンドなどに売却すると発表した。収益力の高いアジア市場に専念し、30年近く続けてきたラスベガスでの事業から撤退する。

ラスベガス・サンズは、マカオとシンガポールを中心とするアジアでの事業に再投資する戦略を進めている。リフィニティブ・アイコンのデータによると、マカオとシンガポールはそれぞれ昨年の同社売上高の48%と35%を占める重要な市場だ。またマカオは、「カジノ王」として有名な同社創業者の故シェルドン・アデルソン氏が、単なる賭博場を豪華な観光・保養施設や国際会議場などを備えた統合型リゾートへ発展させることに尽力した面もある。

今回売却する施設は、ベネチアン・リゾート・ラスベガスとサンズ・エクスポ・アンド・コンベンションセンター。アポロ傘下のファンドはベネチアンの運営会社を22億5000万ドルで、また不動産投資信託(REIT)のVICIプロパティーズはベネチアンの土地と不動産を40億ドルで買い取る。