[ロンドン 3日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のチーフエコノミスト、ハルデーン理事は、今年の英経済は力強く回復するとの見方を示し、国内のインフレリスクは「眠っている」に過ぎず、消滅したわけではないと述べた。

ハルデーンは3日付のイブニング・スタンダード紙に掲載されたインタビューで「インフレが死んだと決して言うことはできない。眠っているだけだ」と述べた。

英国のインフレ率は現在0.7%。ハルデーン理事は先週、インフレの「虎」が覚醒しており、経済が新型コロナウイルス禍による落ち込みから回復するにつれ、インフレの抑制が困難になる恐れがあり、中銀が対応を迫られる可能性もあると述べている。