世界中からウッズへ 「奇跡をもう一度」の願い(写真=ロイター)
日本経済新聞
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記事より
2月28日、ワークデー選手権の最終日には、ロリー・マキロイ(英国)、ジャスティン・トーマス、トニー・フィナウ(ともに米国)、ジェイソン・デイ(オーストラリア)らが、赤いシャツ、黒いパンツ姿でプレーした。それは改めて説明するまでもなく、ウッズが日曜日にプレーするときの定番コーディネートである。ブライソン・デシャンボー、マット・クーチャー(ともに米国)は、ウッズの名前の入ったゴルフボールでプレーしたそうだ。
そうした意図について、マキロイがこう説明する。「まずは彼に、我々がついている、ということを知ってほしかった。状況は良くなっているようだけれど、困難な道程はまだ始まったばかり。でもみんな、彼に何らかの形で思いを伝えたかった。それだけ彼は僕たちにとって特別な存在だから」
その思いを病床で受け取ったウッズは、SNSを通じてこう返している。「テレビをつけ、彼らが赤いシャツを着ているのを見たときの気持ちは、ちょっと説明できない。ファンのみんな、選手のみんな、君たちは、僕がこの困難を乗り越える力になってくれる」
ゴルフ界は今、確かな一歩を踏み出した。