【楠木建×須永尚】“不動産の移動化”で生まれる新たな体験価値とは
コメント
選択しているユーザー
生活基盤から生まれる体験価値。ウーブンシティーがテーマパーク型なら、この事例はキャラバン型ですね。
昔、建築学会で地方都市のショッピングモールを中心とした生活様式をインドア郊外という概念で説明していたのを思い出します。クルマを一つの部屋に見立てて、自分の部屋とお店やサービスがシームレスにつながる状態です。
インドア郊外はSCへの一方通行でしたが、マンションのように顧客の密度があればお店の方からも近づいてくるので、双方向に便利で交通負荷軽減にもなります。
この取り組みが発展して、周辺の住人まで巻き込んだマーケットプレイスとしてマンションの共用部が再編され、サブスクモデルでアクセスも担保されるようになれば、店舗として交通利便で高額な不動産を抱えるリスクが軽減され、顧客ニーズに応じた多様なサービスが立地できそうです。
固定資産税や都市計画税の減免などのインセンティブまで設計できると面白いですね。
注目のコメント
三井不動産は色々な新規事業にチャレンジしている印象があります。異動商業型店舗も、新たな店舗の「第三のチャンネル」として、特に包丁研ぎや靴の修理、オーダーパンプスなど、サービス系の業種での実証実験がうまくいっているとのこと。たしかに、さおだけ屋みたいなビジネスはありますよね。
あと、楠木さんの「戦略とはストーリーであり配列である」という考え方は好きです。戦略の構想では「物事の起きる順番」を考えて、個別の打ち手を一貫した好循環なストーリーの上に配列できているかどうかが、事業の成否の決定的な分かれ目。「テクノロジーはグローバルでも、需要はローカルなものです」という言葉も印象的でした。投資対効果で人間は本能的に動きますよね。
脳は、人間が消費するカロリーの25%を消費してしまう。
なので、人間はなるべく『考えないように』生きるそうです。(苦笑)
出社してもらい、考える様に、圧をかける人がいないとダメなのかな…(^◇^;)