[ワシントン 1日 ロイター] - 米運輸省道路安全交通局(NHTSA)は1日、トヨタ自動車のスポーツタイプ多目的車(SUV)「RAV4」約190万台について、発火の恐れがあるとして初期段階の調査を始めたと発表した。対象は2013-18年型。11件の発火報告が寄せられ、その大半はバッテリーが火元とみなされている。

トヨタの広報担当者は「NHTSAが調査を始めたことは認識しており、それに協力している」とコメントした。

RAV4はトヨタの車種として米国で最も販売台数が多い。

NHTSAは、バッテリーの不適切な装着もしくは過去の衝突事故の修理が発火原因の1つと判断しているものの、それを踏まえても似たようなタイプの車に比べてRAV4でバッテリーから発火したという報告件数が多いと指摘。原因をより正確に究明するために調査を開始したとしている。