[ロンドン 1日 ロイター] - IHSマークイット/CIPSが発表した2月の英国の製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は55.1となり、1月の54.1から上昇。速報値の54.9から上方修正された。

ただ、上昇の大部分は納期の長期化とコスト上昇を反映したものに過ぎない。これらは通常、経済活動活発化と結びついているが、今回の局面では生産の制約を示している。

生産のサブ指数は50.5で、1月の50.7から低下。昨年5月以来の低水準となった。

サプライチェーンの混乱のほか、欧州連合(EU)からの正式離脱や新型コロナウイルス感染に伴うコスト増により、受注増に対応し切れなかったことが要因。

IHSマークイットは「企業は複数の市場で需要改善を報告しているが、新型コロナウイルス感染の影響やEUからの正式離脱がもたらす問題、運輸面での制約が輸出の伸びを抑えている」と指摘した。

1月から実施されているロックダウン(都市封鎖)が製造業に与える影響は比較的軽微なものとなっている。

今年の事業見通しについては63%が成長を見通すと回答。6年ぶりの高水準となった。

また原材料価格が4年ぶりの上昇幅を示したほか、納期の長期化幅は統計開始以来30年間で最長の水準だった。

IHSマークイットは「前向きなセンチメントは、パンデミック(世界的な大流行)からの回復継続と世界的な経済再開、EU離脱を巡る不透明感が減退したことに起因している」と述べた。