鈴木健吾が日本新記録で優勝 2時間4分56秒 びわ湖毎日マラソン
コメント
選択しているユーザー
注目のコメント
最後の「びわ湖」で歴史を作りました。日本人の4分台入りは驚きで、さらに上位4人も6分台も見事です。この大会、去年から午前開催になり、きょうは気温、日差し、風向きなども好条件だったようですが、それにしてもハイレベルな大会となりました。
往路と復路で比叡山からの風、琵琶湖畔からの風なども、時に影響があるコースですが、高低差は比較的平坦で、ランナーにはよい条件のコースといわれています。
レースの山場は、32km付近にある「瀬田の唐橋」。日本書紀にも登場する日本三古橋のひとつで、京に通じる要の橋。再建を重ねていますが、いまの大橋・小橋2つの状況は織田信長が整備したと言われ「急がば回れ」の語源もこの橋が絡んでいます。
戦国時代この場所での勝負がその後の歴史を左右してきた背景があり「唐橋を制する者は、天下を制す」とも言われました。びわ湖毎日マラソンでも「唐橋を制する者は、びわ湖を制す」と言われ、最後の大会でも先頭グループ6人の駆け引きが始まったのが唐橋付近。その後、給水所で取れなかった鈴木選手が逆に仕掛けて勝負を制しました。
日本最古のマラソン大会、東京五輪・金メダルのアベベ選手も走りました。これまで五輪や世陸、アジア大会の選考レースも兼ね、かつては瀬古選手や宗兄弟ら日本のエリート選手の出場も相次ぎました。私の記憶で印象深いのは5回優勝の宇佐美選手、帽子を後ろにかぶり顔をしかめて走るスタイルが当時はカッコよく思えました。18回目の出場、地元の下村悟選手の完走には感動しました。
琵琶湖畔を常に眺めながら、瀬田の唐橋、紫式部が「源氏物語」の構想を練り、松尾芭蕉も暮らした石山寺を通る歴史探訪のコースは、風光明媚でした。テレビで観てました!
鈴木選手、残り5kmが恐ろしく強かったです。
35km過ぎてもラップ2分50秒台…驚異的…
今大会が最後となる「びわ湖毎日マラソン」、すごいものを見せていただきました。
鈴木選手、日本新の2時間4分台という大記録での優勝、おめでとうございます。
私も頑張ろ!!最後の滋賀開催にふさわしい大会でした。日本記録更新でニュースターの誕生。まさか大迫選手の記録を大幅に更新し、史上初の4分台は思ってもみなかったです。最も苦しい35キロ以降にペースを上げた鈴木選手には恐れ入りました。
鈴木選手は神奈川大時代に箱根駅伝で各校のエースが集う2区で区間賞を獲得するなど世代のトップを走っていました。実業団入り後の2019年には東京五輪代表の座を争うMGCにも出場。入社3年目にして初の駅伝となった今年のニューイヤー駅伝では区間賞を獲得するなど、一皮むけた印象です。
今回のびわ湖毎日は空前の記録ラッシュです。ここ数年は近い時期に開催される東京マラソンに有力選手が集中していることから注目度が低下し、記録も出にくいなど評判も芳しくありませんでした。今後は大阪マラソンに統合されて国内外のトップランナーが集まる高い競技性を兼ね備えた大会を目指しますが、もう一度考え直してもいいのではないとか思いました。