[25日 ロイター] - 空売りを専門とする米投資情報会社シトロン・リサーチは25日、米ビデオゲーム販売のゲームストップについて、オンライン賭博のEスポーツ・エンターテインメント・グループを買収すれば、ゲームストップの株価は正当化できるとツイッターに投稿した。

シトロンの創業者アンドリュー・レフト氏はロイターに対し、両社の統合が実現すれば「大きなかなめ」になると指摘。ゲームストップの業績が底堅く推移し、多数の新規顧客を獲得できるとの見方を示した。

同氏はEスポーツ株を保有しているという。

同氏の発言を受けて、25日のEスポーツ株は一時27%上昇。24日から再び値上がりしているゲームストップ株は一時60%急騰した。

ゲームストップはコメントを控えている。Eスポーツの幹部はロイターに対し、ゲームストップと提携について協議したことはあるが、買収については協議していないと述べた。

レフト氏は、ゲームストップについて「6週間前は死んだも同然のブランド」だったが、今は「ホットなブランド」になっていると指摘。資金を調達して、事業を再建し、有力企業になることができると述べた。

同氏はゲームストップの事業価値を80億ー100億ドルと推定。ゲームストップの時価総額は25日の急騰前は64億ドルだった。

レフト氏は「この国にはギャンブルが好きな子供がたくさんいる。両社の統合が実現すれば、空売りの対象にすることなど、私は考えもしないだろう」と述べた。