化粧品のサンプル販売でセフォラを猛追 新興コスメショップ「HARMAY」、評価額が800億円超に
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同じオフライン店舗なのに古参大手は下降、新興勢力は急上昇、ウォッチ。
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コスメ業界の新興勢力が勢いを増している。中国のコスメ専門店「HARMAY(話梅)」は倉庫スタイルというインパクトのある内装に、有名ブランドのサンプルを豊富に取りそろえており、瞬く間に流行に敏感な若者たちの心をつかんだ。
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HARMAYは有名コスメブランドのサンプルを販売することで集客を図っている。サンプルならブランド価値を下げることなく安く販売することが可能だ。それまで化粧品サンプルは中古品市場で高い人気を誇っていた。現在でもチャットアプリ「WeChat(微信)」にはサンプル入手に関連したパブリックアカウントが200以上ある。ただHARMAYのサンプル仕入れルートの合法性については疑問の声が上がっているのも事実だ。
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自社開発のプライベートブランドなど粗利率の高い商品で全体の粗利を引き上げている。金融経済メディア「易簡財経(Ejam Finance)」によれば、2018年時点でHARMAYの上海・香港2店舗の平均粗利率は28%近く、売上高は2億8000万元(約46億円)だったという。ワトソンズやセフォラなどの大先輩に比べると売上高では赤子のようなHARMAYだが、粗利率では全く引けを取らない。
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