【3分理解】株急落の原因になった「金利上昇」ってなんですか?
- Q. なぜ金利が急上昇?
- Q.どこまでいくと危ない?
- Q.株高トレンドの崩壊は?
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下記でコメントしたが、昨年の米国GDPの15%ほどは財政出動によるもの。金額で財政赤字は3.1兆ドルほど。そことの比較感で2兆ドルを捉えたい。
https://newspicks.com/news/5573869
なお、長期での10年債利回りは下記で見れる。金融危機でも一番底は2.5%、一方で昨年は0.5%近くまで減少し、足元でも1.4%。
利回りというのは、今債券を買うと、その満期までに年率換算したもらえる利率。というのは債券は国がデフォルトしない限り原本が返ってきて、また定期的にクーポン(利子分)が払われるため。ただ債券価格が変動するので、利回りも変わる。安心を求める時は債券の需要が増えて債券価格が上がるので、利回りは下がる。
株も債券も、リスクリターンのバランス。リスクが小さい債券利回りが上がれば、よりリスクがある株の魅力は下がる(あとは資金調達コストも上がる)。
逆に景気を資産効果(株高)で維持するという観点では、金融緩和などによって金利・利回りを引き下げて維持するということがやられる。
https://fred.stlouisfed.org/series/IRLTLT01USM156N
日本のバブル後や金融危機後の対応など含めて、エンジンを吹かすときに思いっきり吹かさないとマイナスサイクルに入るのも現実。金融危機も今回も、日本自体は被害の爆心地ではないのに、経済影響は大きいという現実。
コメントの中に、今回だけは過去と違って業績相場を飛ばして逆金融相場に入るリスクと指摘があります。確かに可能性としてはあり、正にここ数日の金融市場の動きです。中には3月のFOMCで利上げを見込む人もいます。他方、イエレン財務長官やパウエルFRB議長は、雇用の最大化まで金融緩和を続けると表明しています。この雇用最大化こそ、インフレ懸念を打ち消す特効薬になると思います。価格の上がった特定の財、半導体、石油、小麦、銅、そば粉、材木、などの生産増加に、コロナで打撃を受け職を失った人が向かうのが理想的です。このメカニズムは生きていると思います。
金利と株価の関係は投資の基礎であり、大変良くまとまった良い解説だと思います。私も取材に協力させて頂きました。ニュースピックスの呉記者の真実を追及する熱意には頭が下がります。
バフェットの師匠の師匠、ジョン・テンプルトンの名言から考えると、現在はまだ「懐疑」の段階という印象ですが、強気相場の時期はどれくらい続くのでしょうか。
今後の景気や株式相場を考える上ではずせないのが、アメリカの金利の動向です。
最近の金利上昇やその影響について、なるべく分かりやすく解説します。
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