NTT Com、ビジネスのグローバル展開を実現する「IoT Connect Mobile Type S」を提供開始

NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は、グローバルなIoTビジネス展開をサポートするモバイル通信サービス「IoT Connect Mobile Type S」を2021年2月25日より提供開始すると発表した。

IoT Connect Mobile Type Sは、NTT Comとの契約のみで、日本だけでなく196の国と地域でeSIMを搭載したIoT向けモバイル通信が可能。地域に応じた最適なモバイルキャリアを遠隔から選択することができ、通信料の低減を実現する。

IoT Connect Mobile Type Sの利用者は「Smart Data Platform」ポータルから、eSIMの発注をはじめ、開通・休止などのライフサイクルコントロールを簡単にできる。また、「Smart Data Platform」の各機能についてもポータルから一元的に管理・操作ができるため、IoT Connect Mobile Type Sとその他のデータ利活用機能を組み合わせて利用することも容易に行える。例えば、IoT Connect Mobile Type SのeSIMから収集したデータをクラウド上のストレージに蓄積し、さらに分析して活用までを行うシステムを迅速に立ち上げるといったことが可能だ。

さらに、IoT Connect Mobile Type Sを利用したIoTサービスなどを提供するパートナー企業向けに、エンドユーザーとの契約を直接管理/追加できる「パートナー機能」も提供する。これにより、エンドユーザーとの契約の管理、ポータルにおけるユーザー権限の管理などをパートナー企業自ら実施することができ、IoTによる様々なビジネスを柔軟に展開することが可能になる。

「パートナー機能」のイメージ

NTT Comでは、IoT Connect Mobile Type Sと組み合わせることが可能な「IoT Connect Gateway」サービスを2021年4月に提供する予定。このサービスにより、ネットワーク側での暗号化処理によるデバイス側の処理負荷軽減と、IoTデバイス設定作業の簡素化を実現する。

また、NTT Comの次世代インターコネクトサービス「Flexible InterConnect」との接続を予定しており、インターネットを介さず閉域網内でセキュアにIoTデバイスとクラウドを接続できるようになる(2021年度1Q以降、国内より順次提供予定)。

今後、フルMVNO基盤およびeSIMの技術を活かした「SIM高度活用ソリューション」の提供も予定している。SIM自体の認証情報を鍵として利用するIoT向け認証やIoTデバイスのキッティング、現地設定作業の自動化/省力化、eSIMのセキュア領域へのJavaアプレット搭載による高付加価値化などを可能とするソリューションによって、「Smart Factory」などの実現を目指すとしている。

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