このシリーズ、毎回出ているデータが興味深い。大学院まで進むことによって給与が上がることが当たり前の米国と比して、日本は「低学歴」な社会に留まっているのだろう。 「米マサチューセッツ工科大の分析では、1963年からの54年間で大学院卒男性の実質賃金は約2倍となる一方、学歴が低いほど賃金も伸びなかった。」という部分のグラフに着目すると、実は女性の給与は大卒でも伸びている。これは、男性との格差が縮まったのかもしれない。 男性の高卒、高校中退は1960年代くらいに退行しているように見える(女性は挙がっている)。この層が、格差問題の根っこの部分なのだろうか。
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