【1分グラフ】ドンキ、アメリカの「900億円スーパー」を買う

NewsPicks 記者

「ドン・キホーテ」を運営するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス（PPIH）が2月24日、新たな買収を発表した。

買収したのは、米カリフォルニア州の高価格スーパーマーケットチェーン。

PPIHは、なぜ今、アメリカの企業を買収したのか。3つのポイントでアップデートしよう。

INDEX

Q. どんな企業を買収した?

A. ロスを中心に展開する「ゲルソンズ」

PPIHが買収したのは、「Gelson's（ゲルソンズ）」というスーパーだ。

☑️本　社：ロサンゼルス
☑️創業年：1951年
☑️売上高：924億円
☑️従業員：2800人
☑️店舗数：27店舗
☑️買収額：非開示

（写真：Gelson's）

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八田浩
株式会社ロケットスター取締役　共同創業者
・2021年02月25日
PPIHに占めるドンキ比率は買収により少しずつ下がっています。グラフを見る限り、全てが好調というわけではないですが、ポートフォリオにはいろんな業態とエリアが混ざっているので、バランスよく成長余地を探っている、という印象。そろそろもう少し大型の買収が来るのかもしれません。

清水勝彦
慶應ビジネススクール教授
・2021年02月25日
スーパーということに限ると、なり物入りで海外進出したもののウォールマートやカルフールを含め日本企業に限らずほとんどが苦労・撤退しています。これはアフタコロナを睨んだ逆張りのM＆Aとは思いますが、どんな戦略を取ってくるのか見ものです。
冨岡久美子
NewsPicks 記者
・2021年02月25日
米国への参入で成功している日本の小売業が多くありません。代表的なのは、セブンイレブンでしょうか。ニトリやユニクロさえも奮闘中です。

ドンキがこれから、西海岸からどうやって東側まで、拡大していけるか。

今後アメリカに圧縮陳列の店ができるのか、もしくはそうではない店舗になるのか、店舗名はどうなるのか、その辺りからも、戦略が見えてきそうです。