「軍が強くなければ……」ミャンマー国軍、鉄壁の信念はどこから
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独立後の歴史の中で、国軍が政治に関わることがデフォルトだったのがミャンマーの歩みだったといえます。「軍が強くあってこそ、国は強くなる」という街角のスローガンにも「規律ある民主主義」という彼らの価値観が見えます。クーデターはもちろん非難すべきですが、民主主義についての考え方の土俵が異なるという点を理解しないと、解決の道は見えてこないように思います。国軍の論理、ロヒンギャに対するミャンマー人の論理など、その土地を長年観察し続けた人だからこそ見えてくる貴重な視点、宇田有三さんのインタビューです。
民主主義が腐敗や癒着・金権政治と結びつきやすく、一定の期間ごとに軍によってシャッフルされざるを得ないというのはタイが典型的で、ミャンマーもそういう傾向が強まってきたということなのだろう。
タイで軍がクーデターしなかったら、タクシン一族がきっとやりたい放題で選挙の票もバラ撒きで思いのまま、それを変えるという選択肢をタイ国民がとっただろうとはとても思えない。
民主主義が善で、軍の政治が悪というデフォルメされた単細胞的見方ではこのあたりの地域の政治や社会を正しく捉えることができるわけがない。